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2012-07-07(Sat)

松田奈緒子『スラム団地』


スラム団地スラム団地
(2009/01/21)
松田 奈緒子

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あらすじ

1970年代、日本各地にいくつも団地が作られた。
なおこの一家はそれまで住んでいた家から、団地に引っ越してきた。

まずその大きさに驚き、新しさに胸をときめかせる。
自分の部屋ができることに喜び、外にある公園にあこがれる。

団地を舞台に、なおこ一家や彼女の友達との日々が描かれる。


感想・みどころ

なおこの一家は、長女のなおこに次女ののりこ。
のんきで大雑把な母に仲間思いだが借金大魔王の父。

母は働き者だったが、家は貧乏。
というのも、父が友人の連帯保証人になっていたからで、家に借金取りが来ることもしばしば。

また団地には学校の友達もたくさん住んでいる。
みんなで集まって遊んだり、誰かの家で遊んだりする。

いろんな家にはそれぞれいろいろな事情があったりする。
その一方で、どの家もおんなじテレビ番組を見ていたり。

巻末には今の団地の写真のおまけつき。

「でっかーーー!」

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2012-06-12(Tue)

松田奈緒子『歌 文芸ロマン漫画傑作選』


歌 文芸ロマン漫画傑作選歌 文芸ロマン漫画傑作選
(2008/01/26)
松田 奈緒子

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あらすじ

「歌」:
中原中也、22歳、もちろんいまだ無名。
女性に振られ、親友を失い、スランプに陥っていた。

「昨日の彼女は」:
カフェーキンネコの女給、お君ちゃんは、栗原潤一郎と名乗る男に恋していた。
潤一郎は本名を寅吉といい、お君ちゃんの人気を落とすように頼まれていた。

「モデルA」:
ある画家が裸婦を描くために一人の女性をモデルとして雇っていた。
その画家は彼女に、「軽蔑に近い愛情を感じていた」

「一夜のサロメ」:
小説家の河崎貢は、女給のたまきに好意を寄せる。
女優志望のたまきは、今度の芝居でサロメを演じることになっていた。

「侘助」:
病床に臥せっているある男が、友人に掛け軸を撮ってきてくれと頼む。
その掛け軸は、不思議な魅力の武者の掛け軸だった。


感想・みどころ

「文芸ロマン漫画傑作選」と銘打たれた短編集。

若き日の中原中也を主人公とした「歌」は中原中也のいくつかの作品が、
「昨日の彼女は」と「モデルA」は芥川龍之介の作品が原作となっている。

どれも大正から昭和初期を舞台としている。
当時の雰囲気のようなものが、漂ってくる。

かなりへんてこな作品も多い松田奈緒子だが、
この作品では、じわっと行間から、静かに空気感のようなものがにじみ出てくる。

「生きてるだけで愉しくってしょうがないんだ
 それで充分だろ」


2012-06-11(Mon)

松田奈緒子『少女漫画』


少女漫画 (クイーンズコミックス)少女漫画 (クイーンズコミックス)
(2008/02/19)
松田 奈緒子

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あらすじ

「ベルサイユのバラ」:
派遣社員の三沢勝子はマンガが好きで、特に『ベルサイユのバラ』がすき。
勝子は、会社での正社員と派遣社員の待遇の差に不満を抱いていた。

「ガラスの仮面」:
セレブ女子アナの万城目雅は、女子アナ界の姫川亜弓と呼ばれている。
だが、担当していた番組の視聴率が低く、キャスターを降ろされてしまう。

「パタリロ」:
花子は夫・仁との間に子供が生まれたのだが、顔がパタリロそっくり。
ママサロンに通う花子は、ママ友との付き合いや息子の教育方針に右往左往する。

「あさきゆめみし」:
図書館に勤める田村由布子は、『あさきゆめみし』が好きで、源氏で卒論を書いたほど。
そんな由布子は、中学からの恋人がいるという上薗とつきあっている。

「おしゃべり階段」:
モデルキワコはパリコレにも出たが、今は落ち目。
実家は有名なラーメン店で、キワコはそのことを恥ずかしく思っていた。

「少女漫画家たち」:
デビューして5年がたった俵あんだったが、ヒット作が無かった。
あんの担当は変更になり、新入社員の笹路が担当することになった。


感想・みどころ

少女マンガのタイトルを題名にした、連作短編集。

どの話も、主人公たちはマンガが好き(「少女漫画家たち」だけは漫画家が主人公)。
そして、好きな漫画の登場人物に重ね合わせている。

「ガラスの仮面」の雅は北島マヤじゃなくて姫川亜弓が好きで、
「あさきゆめみし」の由布子は光源氏と逢瀬を重ねた姫たちに自分を重ね合わせる。

作者の少女漫画への愛がこもった作品。

「あ! 鼻血センセイ!!」

2012-06-08(Fri)

元町夏央『熱病加速装置』


熱病加速装置熱病加速装置
(2009/11/30)
元町 夏央

商品詳細を見る


あらすじ

「てんねんかじつ」:
高校生の亮は、母親と、3年前に母と再婚した養父と、義姉の4人で暮らしている。
義姉の翠は、結婚を控えている。

亮は彼女がいたが、翠のことが気になって仕方がない。
翠も亮のことが気になっていた。

あるとき、2人は関係を持てしまう。

「包帯」:
小学生のイツキは、南先生のことが好きで、いたずらばかりしていた。
あるときイツキは怪我をしてしまい、そのときに南先生にしてもらった包帯を、
怪我が治った後も大事にしていた。

「熱病加速装置」:
高校生のよしたかは、崖の上のガードレールの上を転校生の女の子、つむぎに出会う。
よしたかの母親はよしたかの中学校時代の担任の先生と不倫していて、
そのことがよしたかの気持ちを重くしていた。

「橙」:
千花の両親は離婚していて、千花は母と祖母の三人で暮らしている。
1年ぶりに父と会うことになった千花が待ち合わせの動物園に行くと、
父は知らない男の子といっしょにいた。


感想・みどころ

思春期の少年・少女たちが主人公の連作短編集。

「熱病加速装置」のよしたかは、いわゆる「いい子」として育ってきた。
だけど、母親の不倫が原因で自分の殻に篭りがち。

兄ともあまり仲良くなく、学校でも浮きがち。
父親との関係はおおむね良好だが、父に似て陰気だといわれてしまう。

そんなときに、よしたかはつむぎと出会う。
明るく、自分の気持ちを分かってくれる彼女に出会ったことで、
よしたかの重たい心は軽くなっていく。

「人のさ、
 ギリギリの瞬間って、
 素敵だよね。」


2012-05-24(Thu)

元町夏央『中央線ドロップス』


中央線ドロップス (アクションコミックス)中央線ドロップス (アクションコミックス)
(2009/03/12)
元町 夏央

商品詳細を見る


あらすじ

「吉祥寺夫婦」:セックスレスになっている夫婦。
夫(コーちゃん)妻(りの)に、他に好きな人がいるのかもしれないと疑いだす。

「西荻の象」:恋愛に興味なしで、バレエ教室もやめようとしていたれな。
あるとき、くだらないと思っていた男性教師、雪村と関係を持つ。

「阿佐ヶ谷・高架の2人」:高校の教師をしている竹内日向子。
彼女は熊の隼人と同棲している。

「中野の特大8色ソフト」:かつてお父さんとお母さんと3人で中野で暮らしていた葵は、
お父さんにもらった帽子をいつもしている。
今は別の街で水商売をしているお母さんとふたりで暮らしている。

他、全7編収録。


感想・みどころ

中央線沿線を舞台にしたオムニバス作品。

そこで描かれるのは、切れそうで切れない男女の関係や、
10代の危なっかしい恋愛や、
ちょっと風変わりな、動物の恋人との関係など。

人と人とのつながりは一見しっかりとしていそうなのだけど、
実際にはもろく、危うさが付きまとう。

そんな人間同士(というか男女)の危うさが描かれている。

「くだらないくだらないくだらない」

プロフィール

ももんが

Author:ももんが
しがない20代男子です。

マンガのジャンルは問わず、いろいろ読みます。

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